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書き込みテストスレ
[131]どくたー@Verseman:2004/11/10 05:08
―ふと、窓の外に目をやる。夜が深い、目に染みるような闇がそこにある。 気が付けば、私はなぜこのような偏狭の地で望んでもいない仕事をしているのだろうか。 仕事、といえば聞こえはいいがそんな大したものではない、学業の事を指しているのである。 何故だが知らないが、最近は特に勉強する気の起きない日々を過ごしていると実感している。 つまり”飽きた”ということなのか。秋に”飽き”とはなかなか洒落ている、と思った。 が、しかし、現実世界には割りとこの思いが響いているらしく、何事も物寂しく映ってしまう。 ふぅ・・・こうして吐くため息も白みを帯びてきて、着実に冬に向かっていることを感じさせられる。 窓に映る自分に問いかけてみる。「・・・・・・・・・・・・」 「・・・、・・・・・・・・・」「・・、・・・、・・・・・・・・・」 ・・・そう、何も応えてはくれないであろう。結局は自分しだいなのだから。 「で・、・・・が・・・・・・なら、私・・つ・・・・・いる・」 すこし、すこしだけでも誰かの声が聞こえた気がした。その声はその人の笑顔を表現している気がした。 が、すぐに消えた。 「和」という言葉がある。私はその言葉が好きだ。というか、その響きが好きなのである。 無論、「輪」や「倭」、「ワ」も好きであるが、感じで当てはめるとやはり「和」がしっくりくる。 たぶん、私は誰かの声に対して「和」の心を感じたのであろう。そう解釈したい。 さて、仕事も一息ついたことだし、まだまだ明日も用事が詰まっている。時間というのは貴重だ。 また明日から日常に埋没する羽目になるが、今日のことはいつかまた思い出そうと思う。 ふむ、それにしても教授陣を崩すのは大変だなぁ、学務は何とか陥落できたが・・・もう少しか・・・ いったん認めさせれば楽だが、そこまでが難しい。特に変な初印象をもたれていたならばなおさらだ。 それにはまず・・・ -End of tales. If you have snows, it may take shape-
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