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ここだけ現役だった頃に戻ってるスレ
[155]どくたー@其の壱:06/10/22 01:20:17
「というわけで、私の瞳を見て」
「は?」
夏も終わり、秋を感じる間もなく冬の足音を耳にする季節。
そもそも、冬に「足音」なんて表現はあるのだろうか。
しんしん、と降る雪というのはよく耳にするが、それは気候であるしなぁ。
――――――――――そんな、些細な、考えを、打ち消す、この事態、、、
「どう、私って瞳、大きいでしょう?」
「むぅ、確かに・・・しかしこの状況でそれを聞かれても。」
「まぁとにかく、見る!」
この状況、ってのはいわば満員電車、乗客率136%超えの電車内で
男女二人が向かい合って顔を見合わせている状況である。
"136"という数字に深い意味はない、ただ単に俺が好きなだけなのだが。
さてはて、この瞳はとても大きい。吸い込まれそうな気がする。
そんな黒真珠の如き彼女は、俺に見つめろと要求する。
う、目を逸らせんなぁ;
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